浅析《古都》的景物描写[日语论文]『古都』における景物描写+开题报告+文献综述
要　　旨
『古都』は『朝日新聞』に一九六一年十月から一九六二年一月まで連載、同年に新潮社より新潮文庫の文庫本として刊行された。
川端康成は文学の道を絶え間なく探求し、日本の伝統美学を受け継ぎ、さらに、西洋の文学流派の長点をならい、『雪国』『伊豆の踊子』『千羽鶴』などの優秀な作品を作り出した。1968年（昭和43年）10月に、「日本人の心情の本質を描いた、非常に繊細な表現」による彼の叙述の卓越さに対してノーベル文学賞受予が決定された。
『古都』は、昭和三十年代前半の京都を舞台に、古都の深い面影と移ろう四季折々を織り込み、双子の姉妹の運命を描いた長編小説である。作者はのどかなリズムで、筋を工夫すると同時に、景物描写も重視した。筋の発展を促すだけではなく、人物の描出や感情表現にも風景の描写が繊細な影響を与えている。
本論では、「古都」における景物描写の手法から、特定景物がどのように物語の発展と人物を描くことに役立つのかを分析し、またその表現効果及び人物の運命への暗示について検討してみた。

キーワード：川端康成，古都，景物描写，修辞手法