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中岛敦《山月记》论—关于人存在的方式[日语论文]+开题报告
中島敦『山月記』論―人間存在の在り方をめぐって
摘 要
《山月记》是一部描写人的存在方式的作品。在这部作品中,主人公最初知道自己变成老虎的时候,认为这是宿命的安排。而后随着自我分析的深入,他把批判的眼光转向了集“尊大的羞耻心”和“胆小的自尊心”为一身的矛盾的性格上面。最后他在强烈的自我批判中,放弃了做人,从半人半虎真正变成了老虎。
本论文以中岛敦文学的概况为切入口,选取其代表作《山月记》作文本分析,重点解释了李征变成老虎的原因。在和《人虎传》的比较当中,李征内面和外在相背离的性格浮出了水面。然后再通过旁白和老友袁傪,及李征对袁傪的告白中来分析李征的内面世界,从而得出了他化作老虎的真正原因是“缺乏自信”。这是李征痛苦的原因,正因为他对自己缺乏信心,所以总是看到和考虑他者的行为,从而降低了自己。实际上这里所谓的他者只不过是李征自己脑海中想象出来的他者而已。也就是说“自己心中的他者”。正是因为缺乏自信,所以他先看到别人的眼光。该论文在对中岛文学进行概观的同时,也全面分析了中岛敦对于人的存在方式的深刻理解。
关键词:矛盾;自我分析;自我批判;他者
要 旨
『山月記』は人間存在の在り方を描きだす作品である。この作品では、最初主人公は虎になった不条理な運命から自己分析を通して「尊大な羞恥心」と「臆病な自尊心」の矛盾な性格の批判に至った。最後彼は自己批判の中で人間としての自分を諦め、本当の虎になった。
本論文では、中島敦文学の概況をはじめ、代表作としての『山月記』をテキストにして分析し、本当の虎になった原因を重点的に述べてきた。『山月記』と『人虎伝』との比較の中で、李徴の内面と外面の乖離の性格を浮き彫りにする。そして語り手の他者と旧友袁傪の目から見た李徴の外面と袁傪への告白の中で見た内面を検討し、実に彼を虎にさせる原因は「自信の欠如」である。それは李徴を苦しめた原因であり、自分の話に対する「自信」が欠けるので、他者の行動を先に考えて、自分を低くする。実はその他者は彼が自分の頭の中で考えている他者だけである。つまり「自分の中の他者」である。自信がないからこそ、他者の目を先にとる。李徴は中島敦の分身ともいえる。本論文は中島文学の概況を見ながら、中島敦が人間存在の在り方についての深刻な理解も全面的に考えた。
キーワード:矛盾;自己分析;自己批判;他者