纳棺夫的心路历程—青木新门《纳棺夫日记》论[日语论文]+开题报告+文献综述
納棺夫としての成長―青木新門『納棺夫日記』論
要　　旨
青木新門「納棺夫日記」は一九九三年に初版された短編小説集『納棺夫日記』中の一篇である。後に、映画『おくりびと』と改編され、第八十一回米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞したのである。「納棺夫日記」は、一九七三年以来、富山県で四十年間以上冠婚葬祭業に携わった作者青木新門の経験をもとに、青木新門自らの心得、死生観を述べた一冊である。二〇〇五年にこの作品は日本のベストセラーになった。
作家の職業と作品の内容の特殊性によって、「納棺夫日記」に特有の魅力との研究価値があると思われる。この作品は、毎日死亡との接触によって、少しずつ生命の真諦を悟っていく主人公の成長の道程が描かれている。
本論は、作品における納棺夫の職業と他者の視線の衝突及び納棺夫としての主人公の内面における衝突という二つのポイントを中心として、主人公の心理変化と納棺夫としての仕事の過程で形成された生死への悟りについて考察していきたい。その上、主人公が普通の人から洗練された納棺夫になるまでの心的道程を探りたい。この視点から今までの研究者が見落とした成長という主題について分析し、その成長の内実を解明してみたい。
本論はまず、作品の分析と文献の解読を通じて、納棺夫という職業の現状及び葬儀業が軽蔑されている原因をまとめた。同時に、内と外という二つの面から納棺夫としての成長の道を整理した。そこから考察を深めて、成長の道に反映された作者の生死観点について発掘したい。
キーワード：納棺夫，職業，心的道程，生死観