芥川龍之介『河童』の人物像についての分析_日语论文

摘要

芥川龙之介是日本大正年代享有盛名的短篇小说作家，其创作多为批判现实或揭露人性之作，而在晚期创作中则开始把自身心境作为新的重心。《河童》刻画了一个虚构的河童国里的芸芸众生，从多方面对河童的生活进行刻画，借此表达对当时社会黑暗的批判。同时文章具有强烈的自传色彩，从文中人物的主张可以看出芥川龙之介对人生态度的思考。

前人多以文中的社会思想为切入点，或将《河童》与芥川的其他作品进行对比分析，探讨不同时期芥川文学的特点。本文的重点则在于分析文中体现的社会思想的同时，总结作者的晚期的思想主张。本文将以文中的主要人物形象为切入点，运用象征和对比的手法，分析他们的形象特点，从中发掘作者对政治、艺术、家庭、个人价值等诸多领域的思考。如狂人的设定反映作者对黑暗现实的不满和对大众冷眼旁观的批判，诗人的设定反映作者追求艺术至上主义却陷入理想和现实之间的选择的矛盾。可以说，作者对社会和人生所持的态度，是肯定和否定两者共存的，因此本文将围绕动乱年代下作者的不安进行细致探讨。

关键词：芥川龙之介；河童；人物形象；社会；个人形象

主旨

芥川龍之介は日本の大正時代における有名な短編小説家であり、主に現実と人性を指摘し、晩年の創作が自身の心境に関心を寄せる。『河童』は虚構の河童国の衆生像を描き、多方面から河童の生活を描き出し、河童国の混乱によって当時社会の暗黒を批判する。同時に文章が自伝の色彩を持ち、文中の人物の主張から作者は人生に対する思考が見える。

多数の先行研究は文中に表れる社会思想を切り口とし、あるいはほかの作品と比較して芥川文学が各時期の芸術特徴を探究することに集中している。本稿は文中の社会思想を分析しながら、作者の晩期思想の主張を総括しようと思う。本稿は文中の代表的な人物像を切り口として、象徴化と対比の手法を使い、彼らの形象の特徴を分析し、作者が政治、芸術、家族、個人の価値などについての思考を見つけ出そうと思う。例えば、狂人の設定が作者の現実の暗黒に対する不満と大衆の無為に対する批判を反映し、詩人の設定が作者の芸術至上主義を追求する理想と現実の矛盾に陥ることが見られる。社会と人生に対する作者の態度が肯定も否定も両者が共存するといってもいい、本稿は激変の時代のもとで作者の不安をめぐって詳しく探求しようと考えている。

キーワード：芥川龍之介；河童；人物像；社会；個人像