鸥外《青年》中的日记-小说主题再探索_日语论文
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鷗外『青年』の日記からみる小説の主題_日语论文

要旨

『青年』は明治43年12月から44年8月まで、雑誌「スバル」」連載された鷗外のはじめての長編小説である。『青年』は研究史によると、思想小説として認められることが多く、「小説」としての特徴が無視される傾向がある。本論では『青年』における演劇的構造を検討し、『青年』の芸術的価値、すなわち『青年』の文学的特徴を解明した。

第一章では、『青年』の研究史を踏まえ、従来の研究における解読方法の単一性を指摘し、『青年』における芸術性を認めるべきであると主張した。

第二章では、『青年』における日記の一人称告白文体の特徴について論じ、日記の中に隠した恋心の存在を論述した。

第三章では、第一章と第二章における日記についての分析を踏まえ、『青年』における恋愛観、芸娼妓および女性認識について、小説の虚構的世界におき、その存在理由を分析した。

 『青年』には日記の一人称告白をはじめ、小説の虚構性の利点を用い、主人公純一の情欲世界を中心に小説の独立した芸術世界を構築する。本論では、作者の立場から離れ、読者の視点から小説を読み解き、小説の主題を再認識した。『青年』には主人公が精神と肉体を結び付け、小説の現実的歴史時期、明治四十年代と比べ、より理想的な感情関係を築く欲望を持っていると主張した。

キーワード:鷗外、青年、恋愛、女学生、芸娼妓

目次

はじめに1

第一章 失敗作としての青年2

1.1  『青年』における構造の破綻と主題提示方法の問題2

1.2  小説における真実と虚構3

1.3  芸術性と告白3

第二章 隠した恋心——日記のテクスト分析5

2.1  日記を書く目的5

2.2  ヒロインの不在6

2.3  肉体と精神との関係7

第三章 芸娼妓の登場9

3.1  恋愛観の謎9

3.2  芸娼妓の演技9

3.3 「娼妓」の型と「母」の型への批判9

おわりに11

参考文献12

謝辞13

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