中日古代传说中狐狸形象比较研究-以《聊斋志异》《今昔物语集》为中心_日语论文
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中日昔話におけるキツネのイメージ―『聊斎志異』、『今昔物語集』を中心に_日语论文

要旨

中日両国において、狐が人間に変身する、あるいは人間が狐に変身するというような話は古くから数多く語られてきた。「狐譚」という用語は動物の狐の物語のみならず、動物以外の狐の変身の物語の全般をさしている 。狐譚は、その時代の人々の動物に対するイメージの一種の現れであり、物語が誕生した時代の文化や思想を反映している。社会文化や思想が時代とともに変化していくのと同様に、狐と人間の間の変身の話も時代の流れとともに変遷していく。それぞれ多くの狐譚において、どんなテーマが含まれ、またどんな原因があるかとの問題は明らかに検討する必要がある。本稿では、『聊斎志異』と『今昔物語集』における「狐譚」を研究対象にして調査し、狐の性質の角度から、この両作品の狐のイメージの相違点について考察を行う。また、狐の特徴を比較し、歴史的変遷に影響を与えた中国と日本の文化的要素などについて、その共通性と異質性を明らかにする。それを踏まえて、中日両国の自然観ないし美意識などにおける相違を少しでも解明しようとすることを目指す。

両作品は中日古典文学において、きわめて重要な地位を占めている。『今昔物語集』は日本現存する最大の説話集として、ほかの著作に収録される狐譚が一篇か二篇の話数に対して、数が多い。さらに、狐の類型と言えば、単一な類型ではなく、いくつかの類型が見られる。それは全体的に狐のイメージを把握するのに有益である。中国古典文学中の狐譚は、『捜神記』をはじめとする多くの怪談作品に存在している。そして、以前の作品には、「狐は美人を変身して、祟ったり害をしたり、悪いやつだ」というような伝統認識がある。『聊斎志異』の中に悪い狐のイメージもある一方、善良、勇敢、聡明な狐もある。蒲松齢氏は伝統意識の継承を基礎に、自分の時代の思想や文化、ないし美意識と結びつけて、そして、新女性のイメージに準じて、新しいの狐譚を作り出した。

本論は五つの部分に分けている。「はじめに」では本文の研究動機及び先行研究などを示している。第一章は、まず、『聊斎志異』と『今昔物語集』について簡単に紹介して、この二つの作品におけるそれぞれの狐譚を整理する。第二章は、『聊斎志異』と『今昔物語集』に狐の本質に焦点を絞り、『聊斎志異』における狐を「善の狐」、「悪の狐」、「人情がある狐」という三種類の狐に分けて、『今昔物語集』における狐を「善の狐」、「悪の狐」、「仏法に救われた狐」その三種類の狐に分けている。その中に存在する共通点を検討しよう。第三章は同じ方法で狐のイメージの相違点について分析を行う。第四章は以上の両作品における狐のイメージの異同点を踏まえながら、その共通点と相違点の原因を考察する。終章では、以上両作品における狐のイメージを踏まえて、中日文化の美意識と自然観によって大きな違いがあることを確認する

キーワード:聊斎志異、今昔物語集、中日比較、狐のイメージ

目次

はじめに 1

1『聊斎志異』と『今昔物語集』について 2

1.1『聊斎志異』について 2

1.2『聊斎志異』における狐譚 3

1.3『今昔物語集』について 4

1.4『今昔物語集』における狐譚 4

2.狐のイメージの共通点 5

2.1「善の狐」の共通点 5

2.2「悪の狐」の共通点 7

3.狐のイメージの相違点 7

3.1「善の狐」の相違点 7

3.2「悪の狐」の相違点 8

4.共通点と相違点の原因分析 9

4.1共通点の原因 9

4.1.1文化交流 9

4.1.2両書の性質 10

4.2相違点の原因 10

4.2.1文化基礎 10

4.2.2伝統意識 11

4.2.3作者の目的 11

5.両作に狐のイメージからみる中日思想の差異 12

5.1自然観の差異 12

5.2美意識の差異 13

おわりに 13

参考文献 16

謝辞 17

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