『山月記』から見る中島敦の不安意識_日语论文

要旨

中島敦（1903 - 1942）、日本の作家である。東京の儒学の名門に生まれた。幼い頃からよき薫陶を受けた中島敦は、「倫理的思想があった詩人、哲学者、道徳家」と呼ばられた。漢文に精通すると同時に、西欧文学も摂取していた。1933年に『耽美派の研究』という卒業論文で東京大学国文学科を卒業した。1942年末、ぜんそくで世を去った。中島敦の作品では、中国古代の物語を通して近代知識人の苦悩を表現して、深刻的な思想がある。主な作品は『山月記』、『文字禍』、『光と風と夢』、『南島譚』、『李陵』、『弟子』、『悟浄出世』、『名人伝』などがある。

本論文は、中島敦の代表作『山月記』を中心にして研究を進めたいと思う。主に3つの部分からなっている。まず第一部分、作者と作品から、中島敦と『山月記』を紹介する。そして、第二部分には『山月記』で李徴が人と虎として不安意識の表現を具体的に分析する。最後、前の分析を基にして、中島敦の不安意識の形成された原因が主に中島敦自身と社会という二つ方面から探究する。

本論文では先行研究を基に、『山月記』における中島敦の不安意識の研究を通じて、中島敦の心の繊細さを感じている。中島敦は社会環境と生活経験で、自分の心をさらに注目していた。そのために、不安意識が生まれて、後の作品のテーマになっていた。そんな不安意識とともに、中島敦は自分を探していた。このような探求のために、彼の作品から人生の観念に対する変化がうかがえる。今回の研究を通じて、中島敦の作品と心をよく理解することができると思う。

キーワード：『山月記』　中島敦　不安意識　

目次

はじめに 1

１　作者及び作品の紹介 1

1.1中島敦について 1

1.2『山月記』の概要 2

２　『山月記』における不安意識の表現 3

2.1李徴は人間であった時の不安 3

2.1.1家庭と文学創作の矛盾 3

2.1.2性格の欠点 3

2.2李徴は虎であった時の不安 4

2.2.1人間の特徴が消えた不安 4

2.2.2芸術創作の不安 5

３　中島敦の不安意識が形成された原因 5

3.1自身の経歴 5

3.2時代背景 6

おわりに 7

参考文献 8

謝辞 9