有島武郎の女性観—『或る女』と『星座』を中心に[日语论文]

摘要

有岛武郎是日本明治时期白桦派的代表作家之一。在其短暂的文学生涯中贡献了不少含有进步思想的优秀作品。本文则主要依据《一个女人》和《星座》，围绕他的女性观以及女性观的变化来研究。在有岛武郎的作品中选取两篇作品，分别是有岛武郎的成名作《一个女人》和去世前一年的作品《星座》 。本文的第2章和第3章对比分析《一个女人》中的叶子和《星座》中的阿缝两个女性形象。通过分析得出叶子性格上追逐本能和反叛旧社会的特性，以及阿缝身上的理性和自立的特性。第4章分析了有岛武郎的女性观。他早期的女性观主要有两方面的内容，分别是“本能主义”和“男女敌对论”。这两点内容从《一个女人》中的叶子就可以得知。但是，这两种观念有一定的缺陷。这种缺陷在于有岛武郎过分夸大了“男女敌对”的程度和“本能主义”的作用。我们通过叶子悲惨的结局也可以知道这两种观念的缺陷。而在本篇论文的最后，通过两个人物的对比分析判断有岛武郎在女性观上的两种变化。

关键词：有岛武郎  女性观  局限性  变化

要旨

有島武郎は日本の明治時代には、白桦派の代表的な作家である。短い文学生涯には、有島は多くの進歩的な思想を含んだ作品をその世の中にもたらした。本稿は主に『或る女』と『星座』という二つの作品を通して、彼の女性観、すなわち女性観の変化をめぐって研究した。本稿の第2章と第3章では『或る女』と『星座』の人物―葉子とお縫いを対比しながら二人の人物像を分析した。葉子には本能主義と反逆の特徴、またお縫いの理性と自立の特徴を持っているということを明らかにした。第4章では有島の女性観について分析した。彼の早年の女性観は主に二つの観念があった。それは「本能主義」と「男女争闘論」だった。その観念は葉子という人物の性格からも見えると思った。ところが、その二つの観念は欠陥があった。それは有島が男女争闘の程度と本能主義の作用を誇張したことである。その点も同じに葉子の悲惨な結局から見えた。最後に、葉子とお縫いの二人を対比した。人物の対比を通じて、有島は女性観において二種類の変化があることと判断できた。

キーワード:有島武郎  女性観  局限性  変化