『枕草子』から見る「をかし」美意識[日语论文]

要旨

『枕草子』は日本古典的なエッセイ文学の先駆として、王朝の女性文學であり、現実的なスタイル、若々しく知的な言語で美しい景色を構築し、「をかし」という独特な美意識を作り出した。『枕草子総索引』により、544個所に「をかし」という言葉が使われており、「をかし」という文學と呼ばれている。

清少納言の書いた自然景物や人生の断片は、ダイナミックで繊細な味わいがあると褒め称えられ、「をかし」の明るい積極的な美しさを示めした。『枕草子』は独自の視点と斬新なセンスで綴った新奇作品として、随筆という文學ジャンルの夜明けを告げたものとなった。本論では、清少納言の環境体験と文學素養に基づき、「をかし」の内包について探討したい。それに、『枕草子』の「をかし 」の表現特徴を分析したい。「をかし 」は明るくて肯定的な美意識だけではなく、美しさを感受する能力とのことを指摘する。本論では『枕草子』の文体特徴、芸術審美の方面から「をかし」の具体的な表現基ずき、その本質、芸術特徴、価値を探求したいと考える。

キーワード：枕草子；をかし；清少納言；文体