俳句から見た日本人の自然観―松尾芭蕉の俳句を中心として_日语论文+开题报告+文献综述

要旨

俳句とは、五・七・五のモーラから成る日本語の定型詩であり、世界で一番短い詩である。また、俳句は日本の古典文学の代表であり、ユニークな芸術の魅力を持っている。特に、俳句は、自然を取り入れようとする姿勢の表れである。俳句に含めている季語、わびさび、禅宗思想にも、たくさんの研究価値がある。従って、日本人の自然観を明らかにするように、俳句を探討しなければならない。

本論文は俳句を対象にして、研究を行った。本論文では、まず、俳句の魅力を呈示し、俳聖として世界的にも有名である松尾芭蕉の生涯と蕉風俳諧を紹介してみた。また、松尾芭蕉の代表的な俳句を例として挙げながら、視覚、聴覚、嗅覚、更に俳句の精神という四つの面から分析してみた。続いては、俳句と日本人の自然観との関係を述べてみた。最後に日本人固有の自然観を検討してみた。その結果として、日本人は自然にかなり敏感し、自然に順応し、自然との調和を尊重するという特有な自然観があることが分かってきた。本論文を通して、日本人の自然観への認識、また日本文化への認識を深めることができると考えられる。

キーワード:俳句　松尾芭蕉　日本人の自然観　わびさび　禅宗思想

目次

要旨

摘要

はじめに 1

1 世界最短の詩―俳句 1

1.1俳句の由来 1

1.2俳句の形式と特徴 2

1.2.1「切れ」 2

1.2.2「季語」 2

2 松尾芭蕉と芭蕉の俳句 4

3 松尾芭蕉の俳句から見た日本人の自然観 6

3.1視覚から 6

3.1.1風物から 6

3.1.2色から 7

3.2聴覚から 8

3.3嗅覚から 8

3.4俳句の精神から 9

3.4.1わび、さびと自然観 9

3.4.2禅宗思想と自然観 10

４ 結び 11

4.1俳句と自然の関係 11

4.2日本人の自然観 12

おわりに 13

参考文献 14