流行語の角度から日本の若者問題を考える_日语论文+开题报告+文献综述

要旨

言語は古くから｢時代を映す鏡｣と言われている。流行語はこの機能を一層に証明できる。流行語は特定の時期に生まれ、その時の社会風俗、現象などを反映している。日本では、流行語に関する研究は20世紀の末に盛んになった。しかし,流行語の構成や修辞手法などの面からの研究が多い一方、流行語の視点から、日本若者問題に関する研究はいまだにすくない。本稿は若者に関する流行語を研究対象として、その発生原因と意義を分析して、以下の四つの若者問題をめぐって検討したいと思う。

（一）流行語から見る日本若者の集団意識と反抗意識である。若者同士が交流しているうちに、両親の束縛を逃れるため、互いだけわかる言葉を作り出したことはそういう現状の現れであろう。

（二）近年に現れてきた日本の若者の拝金主義は見逃せない社会問題となっている。前世紀の90年代に出てきた援交女子高校生により、「援助交際」、「おやじ狩り」などの言葉が次々と出てきた。

（三）流行語から見る現代日本男女の地位の転換である。例えば、近年ではとても流行っている「女子会」、「草食男子」、「イケメン」などの言葉遣いはこういう現象を代表している。伝統的な「男尊女卑」という意識に逆らい、女子は専業主婦ではなくなり、多くの職場にで活躍している。逆に、男性は育児や家事などを引き受けるようになった。けれども、女子地位の上昇も日本社会の非婚化、少子化、老齢化などの社会問題に一定の影響をもたらしていると思う。

（四）日本若者の新しい職業観が形成しつつある。伝統的な｢安定性が第一｣という職業観を捨てて、現代若者は自由で、自分の好きな仕事を探したいと考えている。だから、多くの若者はフリーターになったり、あるいは転職を繰り返していたりする。

流行語の研究を通じて,日本社会をもっと身近に感じることができ、そして日本社会を理解するのにもきっと何か役立つだろう。日本人以外の日本語の学習者にとっては、流行語によって、日本概況を身に付けることもできると思う。若者は国の将来であり、異国研究をする際、若者の視点というのが極めて重要である。そのため、流行語の研究はこれからも重要な課題になる違いない。

キーワード：流行語，若者，集団主義，拝金主義，男女地位,職業観

目次

謝辞 I

摘要 II

要旨 III

1　はじめに 1

2　先行研究と本稿の立場 3

2.1　流行語に関する先行研究 3

2.1.1　流行語の定義 3

2.1.2　流行語に関する調査 4

2.2　流行語と若者について 5

2.2.1　若者言葉とは 5

2.2.2　流行語と若者とのかかわり 5

2.3　本稿の立場 6

3　若者に関する流行語の由来 7

3.1　歴史原因 7

3.2　社会原因 7

3.3　心理原因 7

4　流行語から見る若者問題 8

4.1　流行語が反映した集団主義と反逆主義 8

4.2　流行語が反映した拝金主義 10

4.3　流行語が反映した男女地位の転換 11

4.4　流行語が反映した若者の職業観 14

5　終わりに 17

参考文献 18