西尾維新の言語的特徴についての考察―『化物語』を例に[日语论文]

摘要

西尾维新是日本的小说家、脚本家，其最具代表性的轻小说作品是《化物语》。《化物语》讲述的是21世纪初居住在日本乡村城镇的高中生阿良良木历与身处“怪异”事件的少女们相遇，并与她们一起解决怪异事件的故事。

西尾不仅是非常受欢迎的青年作家，也是日本动画业界中一位成功的原作者。他的作品比起情节的趣味性，更注重使用巧妙的语言。也就是说，西尾的作品在语言的使用上，有独到的特征。

本文以西尾的代表作《化物语》为研究对象。通过分析《化物语》中的遣词造句以及文章的表现手法，明晰西尾维新作品的语言特征，并查明其作品具有人气的理由。

首先，在遣词造句上，《化物语》有大量使用文字游戏、利用误解创造单词、用片假名标记汉语词和和语词、注意近义词的细微区别等特征。其次，在文章的表现手法上，《化物语》有使用对比性的对话和创造既有重复又有少量区别的对话等特征。

关键词：西尾维新  《化物语》  遣词造句  表现手法  语言特征

要旨

西尾維新は日本の小説家、脚本家で、その最も代表的な作品の一つはライトノベルとしての『化物語』である。『化物語』は21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に高校生の阿良々木暦が「怪異」に関わった少女達と出会い、その怪異にまつわる事件を解決していく物語である。

西尾は人気な若手作家だけではなく、日本のアニメ業界でも成功の原作者である。彼の作品は、ストーリーの面白さより、言語を巧みに使うことを重視する。つまり、西尾の作品は言葉の使用上、独特な特徴がある。

本稿は西尾の代表作『化物語』を研究対象にした。『化物語』の言葉遣いや表現手法などを分析することで、西尾維新の作品の言語的特徴を明らかにし、その作品が人気を呼んでいる理由を明確にした。　

まず、言葉づかい上、文字遊びの多用、誤解による単語の創造、漢語と和語のカタカナ表記、類義語への細かい注意などの特徴がある。次に、表現手法では、対照的な会話と重複しつつ少し異なる会話の創造が特徴的である。

キーワード：西尾維新　『化物語』　言葉遣い　表現手法　言語的特徴