日本は飲食を重視し、食文化が発達している国である。健康を中心とする日本の食べ物が世界で有名である。調査によると、日本人の平均寿命が世界で一番長いという。それは健康的な飲食のおかげであると思われる。日本の食べ物というと、寿司、お茶、お菓子などをすぐ思い出すのであろう。特にお菓子という食べ物が近年来人々に愛されている。色とりどりの模様と素晴らし味はともかく、材料を厳選した健康的なお菓子は今の健康飲食の意識の中で人気がある。長い歴史を持ったお菓子は伝統を守り、そして進取性の中で工夫と研鑽を通して新しい味や模様を開発し、健康の飲食文化が伝えられていくものである。
ところが、日本の伝統的な和菓子は中国の唐から伝わってきたと言われているが、日本のお菓子はいままで相変わらず人気商品として売られ、なおこのお菓子産業は今後の伸びが大いに期待できる産業であると言える。それに対して、中国のお菓子は日本のようによく発展されていない。その原因を見つけるために、どうして日本のお菓子が日本人及び外国人に愛されて、食文化が盛んであるかという現象を研究するのは重要な課題である。これにより日本のお菓子の発展モードを学び、中国の地元の食文化をよく発展させることにとって、重大な意味があると思われている。
では、具体的に文献を述べさせていただく。
甲斐みのりが書いた『甘く、かわいく、おいしいお菓子』という本は写真づきのお菓子に関して書いている。お菓子の形、種類、文化などいろいろ紹介している。この本は写真を使い、名前を加えたので、分かりやすい。この本を読んでから、様々な形、色とりどりのお菓子、またお菓子の文化、地方によりそれぞれのお菓子など少しずつ分かるようになった。
青木直己が編集した『図説和菓子の今昔』という本はおかしの歴史について述べている。古代、中世、近世という三つの時代に分けて、図を利用してお菓子の歴史を詳しく紹介している。また行事と儀礼の時と和菓子や地域文化の和菓子も書いている。特に、行事と儀礼の時、お菓子は大切なものであるという。この時のお菓子は特別な意味が含まれている。また、お菓子の歴史から、お菓子の由来、変化、発展も了解している。例えば、古代のお菓子は「お菓子」と言わなく、「果物」と呼ばれている。また中国の唐代から伝わっていたお菓子は「唐菓子」と言われていた。その故、この本から、お菓子の食文化と歴史をよく知った。
『春夏秋冬お菓子の旅』という本も甲斐みのりが書いたお菓子の季節感に関する本である。『春夏秋冬お菓子の旅』により、春夏秋冬のお菓子を紹介している。春には、春だけであった材料で作ったお菓子は春の意味を現れ、特別な名前をつけた物である。例えば、若草、さくらんぼ。夏、秋、冬もそのように現れている。そのうえ、お菓子の名前が和歌、俳句から付けられたの物語を述べている。そして、様々なお菓子はどのように、どのところに食べるほうがいいかも教えてくれる。
洪建徳が書いた『和果子』という中国の文献で、中には和菓子について紹介している。和菓子の由来、作り方、材料の選び方と栄養成分を具体的に述べている。求肥の例をあげよう。求肥は餅粉と糯を主な原料として、砂糖と水飴を加えて作られた餅である。もともと中国語では「牛皮」と言ったが、仏教思想の影響で禁止されたので、「求肥」を改めた。栄養成分は例えば脂肪が0.3グラムで、水分量が36グラムである。作り方は蒸す、水練法と茹でるという三つの方法がある。栄養成分、作り方と材料から日本人は体の健康を大切にするということが見えるだろう。
呉波が書いた『「お菓子」文化漫谈』という論文は参考資料として重要である。この論文を読んでから、作者のお菓子についての考え方が分かるようになった。この論文は簡単に説明しているが、お菓子の現状や文化意味など詳しく論述された。それに、お菓子の常識も勉強になった。例えば、日本にはお菓子の食文化を復活するためにお菓子の日がある。この日は6月16日である。要するに、この論文はいろいろなお菓子についての知識を教えてくれたと思われる。
以上は主な文献である。そういう文献を通して、日本のお菓子が日本人の生活と伝統文化には重要な地位を占めるということがよく分かった。また日本のお菓子のことはよく勉強になり、この論文を書くにも重要な役割を果たしたと思われている。