1.熊倉功夫『日本料理の歴史』吉川弘文館、2007
日本料理とは何か。平安貴族の宴会から庶民の食卓、精進料理、本膳料理、懐石、京料理、菓子と茶の湯まで、日本の料理文化をわかりやすく描き。日本食文化の原点を探っている。
2.原田信男『和食と日本文化―日本料理の社会史』小学館、2005
3.「和食とはなにか?」を歴史的に考察している。食文化は、伝統と変革の上に絶えざる発展を遂げてきた。この両者のバランスが、食生活のみならず、それぞれの社会の文化を規定している。食文化は、一国の問題に止まらない。周辺の国々との関わりのなかで歴史的に考えなければならない。本書では先史時代から現代まで、どのように食文化が築かれ、そしてどのように変容してきたのかを、"和食"というキーワードを手がかりに考察し、いかにして現在の私たちの食生活が成立してきたのかを検証している。
4.江原絢子『家庭料理の近代』吉川弘文館、2012
幕末以降本格的に伝わった西洋料理により、人々の日常食は大きく変化した。移り変わる「食」を紐解きつつ、肉類などの食材を和風に応用した独自の料理と技術が広まる様子を描き、日本の家庭料理の豊かさを再発見している。
5.中国四大料理 至極のレシピ集―北京・上海・広東・四川 歴史と伝統の最先端中華料理 (世界最高のレストラン 中国編) 日本文芸社 2000
中国を代表する北京、上海、四川、広東の料理を取り上げ、著名な料理人が、特徴的な料理とその作り方、素材の扱い方を紹介している。プロの技術でありながら、家庭でも楽しめるレシピ集ともなっている。
6.生田與克『日本一うまい魚の食べ方』中経出版、2005
ホントにうまい魚が喰いたい!江戸っ子チャキチャキの粋で洒脱な著者が、世界最大の市場・築地から、活きのいい魚の話をお届けする。築地に生きるプロはいったいどんなうまい魚を食べているのか。 築地に生きるプロは、いったいどんなうまい魚を食べているのか? マグロ仲卸「鈴与」3代目の著者が、世界最大の市場・築地から、旬の魚、マイナーな魚、うまくて感動した話など、活きのいい魚の話を粋に紹介。