1.李海榕(2000) 「终助词「な」・「ね」用法中男女性之差别」『福建外语』 pp30-33
日本語の学習では、「な」と「ね」の用法に関心を持っている。よく両者は一応同じだと言われたものの、何か区別があるのかと何度も考えられる。著者は「な」と「ね」の男性と女性の区別を紹介してみた。いろいろ研究した結論を通じて、両者の区別を詳しく読者に説明してくれた。まず、シナリオ中で人物の会話を研究し、「な」と「ね」をめぐって男性と女性の使用率が分かった表を作った。具体的に、「な」の意味は、①感動の感じを表す、②願望を表す、③不明確な断定したり、主張する気持ちを表す、④同意を求めて、返答を誘ったりする、⑤敬語の命令形のつき、命令を和らげる。一方、「ね」の意味は、①聞き手にたずれようとする気持を表す、②自分の発言内容に同意を求めたかどうかの返答を求めたている、③軽く主張する気持を表す、④心に押す;⑤聞き手の同意を求めながら軽微な感動を表す。以上のように、よく分析してみたあとで、さらに理解できるようになった。また、礼儀を表す連語と普通を表す連語を比較しながら日本の背景を考えにいれて、なぜ日本の女性が「ね」を愛用されるのか、ということが分かった。
2.胡小春 他(2009)『 标准日本语常用助词助动词场景会话 』 上海世界图书出版社pp166-217
終助詞は主に言葉の末に続けていろいろな感情が表せる。この本は終助詞の用法や意味や使い場合を紹介した。そして、典型的な模範例と実会話を挙げて、終助詞の使い方をもっとも理解してもらえる。例えば、語気の面で、「い」より「よ」のほうがずっと強くなり、非難の意味も含まれている。この本は日本語の初心者にとって役割をもたらすのではないかと思う。
3.『日本語の女性語について』
中国語と違って、日本語には男性語と女性語がある。この文章は女性語を紹介し、女性語の歴史的な変化を述べている。平安時代は女性語の発生期であり、中世は女性語の発展期となり、近世は女性語の全盛期に達して、近現代は女性語の衰退期まで渡っているということである。また、現代女性語の特徴について、発音、語彙、敬語、文法などの面に分けて説明している。女性語は、現代までになっても各方面に差異が見られる。国立国語研究所の調べによると、女性語の将来がありえると言われる。日本人の女性には、特有のあらしさと柔らかさの表せる言葉として、使われている。これは男性語と女性語の区別を研究するのに一助ともなると言える。
4 (2012)「男性と女性の言葉使いについての探究」
同じ物事を指す言葉でも種種の理由によって異なる姿を呈するのを位相という。社会に特有の言葉を分化した結果、主に三つがある。地域差による方言や年齢差による幼児語、児童語、成人語、老人語など、性差による男性語と女性語との区分は生じてきたと述べている
井出祥子の研究によって、男女の言葉使いの差が大体二つに分かれる。一つはどちらか一方の性によってのみ使われる絶対のものである。「のよ」、「わよ」、「あたくし」などを女性だけが使われる。それに相対して、「ぞ」「ぜ」「僕」などを男性だけが言われるそうである。なぜ男性と女性の言葉使いに大きな差別があるのか。これについては、筆者は以下の音素から説明しました。男女の生まれづきの生理原因は、先天的に女性は男性より早く成熟して感情が豊かそうである。そして、言語はいつもその国の文化や歴史と関係がある。男性と女性の言葉使いに、さまざまな区別が生んできたわけである。一般的に、男性語は男らしい言葉を使い、乱暴で漢語が多く、文化的な表現が豊富であり、融通が利かない。 女性語ははっきりして、やさしく、「和語」をよく使う。筆者は音声、語彙、表し方の面から男女用語の差を探究したばかりでなく、将来の男女語の情勢も予測した。