译文:
月夜顺便走过去,但是月夜走了过来,真凛想把她推回去,于是她抬手下了床,失望地穿过房间,走了出去。推下像音乐演播室似的操纵杆,厚度10厘米的门就被打开了,所以人们认为就体力来说没有问题。因为担心,后来月夜追了出去。
“不明物质应该没有进入。”
桝元君叹了一口气。
水上真凜苏醒了。但是鹭宫蓝还没醒。
“最大的问题是,不是是否让医生诊断,而是我们处于无法叫医生的环境里。”
八塚君两手抓着头发。
“啊,还不行啊。”
结唯看着智能手机的画面皱着眉头。虽然八冢的小型电脑也正常运作,但是处于脱机状态。
即使是三波段的收音机,并且刚刚换过电池,却一个波段也收不到。无线机也依靠紧急电源启动了,但是麦克风呼却不能正常工作。
这个地下避难所被厚混凝土和铅板围住,电波被盖住了。为此,在屋外竖起了天线接受信号,使收音机、无线机、飞母托和有线连接,确保能正常使用电波。飞母托是移动通信线路的直播设备,从外部天线拉了移动通信运营商的电波传达到地下室,使各种手机终端能正常使用,就像是WIFI路由器。
但是炸弹掉下来之后所有电波都中断了。虽然电气代替为紧急电源,但是电波无法恢复。
桝元君说:“思考那次轰击的话,轰炸中心相当近。天线被破坏了。”
我低下头嘟囔:“坏了的可不止是天线啊。”
“当然窗玻璃也在爆炸气浪中遭到破坏了吧。”
“也许放眼望去都是焦野了吧。嗯……也许城镇一个也没有了。不能使用收音机并不是天线的原因,或许是广播电台不能广播了。无法连接手机,或许是广播站全部被吹跑了。”
“真不愧是,没有那个。”
“话说,是原形模糊不清的炸弹吧?不知道威力大到什么程度。”
“是那样啊,怎样了?还是不能连接?”
桝元转向八塚的方向。
“完全不行。”
正交互玩弄小型电脑和收音机的八冢抓着头发。
结唯说道:“谁看外面的样子?”
我说:“乱七八糟。”
“攻击是不是结束了。更加安静了。不吃?不吃的话就没有哦。假如不吃的话,会堆在那边。”
结唯夺去了我面前未开封的应急食品。
“在知道受害情况之前是待机。并不知道被什么物质污染了。”
八塚君一点一点地旋转收音机的调节号码盘。白色噪音没有进入。
“八塚君,你用超能力能看外面的样子吧。”桝元君向结唯抠抠下巴。
“虽然刚才试过,可是没看见。”她缩紧身子。
“什么。无法阻止按发射按钮,无法改变轨道,“果真拥有超能力啊!”
“因为我的专业是透视。”
“那应该能看到外面的样子吧?”
“我想大概是铅在妨碍着。”
“啊,只有辩解是一流啊,这家伙真有超能力吗?”
“告诉你什么是真货。”
结唯从大衣的口袋中拿出卡,伸向桝元。卡上打印着圆,星以及十字形。
“背后有记号吧。”
桝元君丢落了ESP卡,两人扭打着开始打架的时候,月夜一个人回来了。
“水上呢?”我在寻找。
“在隔壁的床上睡着。让他吃安定药了,没关系。”
但是早晨来临时,水上真凛死了。
原文:
月夜さんが寄っていったが、真凜は彼女を押し戻すように手を立ててべッドを降り、おぼつかない足取りで部屋を横切り、そのまま出ていった。音楽スタジオにあるようなレバーを押し下げ、厚さ十センチものドアを押し開けられたのだから、体力的には問題ないと思われた。心配して、月夜さんがあとを追った。
「未知の物質は入ってきていないようだね」
桝元君がふうと息をつく。
水上真凜は息を吹き返した。しかし鷺宮藍はまだ目覚めない。
「一番の問題は、医者に診せる診せないではなく、医者を呼べない環境下にあること なのだ」
八塚君が両手で髪を掻きむしる。
「あー、まだだめだわ」
結唯がスマホの画面を見て眉を寄せた。八塚君のラップトップも、正常に動いてはいるが、オフライン状態である。
三波対応のラジオも、電池は交換したばかりなのに、一局も入らない。無線機も非常用電源により起動するが、マイクに呼びかけても応答がない。
この地下シぇルターは分厚いコンクリートと鉛の板に囲まれており、電波は遮蔽される。そのため、屋外に立てたアンテナからケープルを引き、ラジオ、無線機、フェムトセルと有線接続することで、電波の利用を確保していた。フェムトセルというのは移動体通信回線の中継装置で、外部アンテナから有線で引っ張ってきた移動体通信事業者の電波を地下室内で飛ばし、各種携帯端末の利用を可能とする。WIFIルーターのようなも のだ。
しかし爆弾が落ちたあと、あらゆる電波が途絶えた。電気は非常用電源に切り替わったが、電波は回復しなかった。
「あの衝撃を考えると、爆心はかなり近い。アンテナが破壊されたんだろうなあ」
桝元君が言う。
「壊れたのはアンテナだけじゃないよね」
ぼくはうなだれてつぶやく。
「もちろん窓ガラスも爆風でやられただろう」
「見渡すかぎりの焼け野原になってるかもしれないよね。ううん、街一つがなくなっ てるかも。ラジオが入らないのはアンテナのせいじゃなく、ラジオ局が放送できなくなったからなのかも。ケータイがつながらないのは基地局が全部吹っ飛ばされたからなのかも」
「さすがに、それはない」
「だって、正体不明の爆弾なんでしよう?威力も、どれだけ大きいかわからない」
「まあそうだけど。どう?つながらない?」
桝元君は八塚君の方を向く。
「全然だめなのだ」
ラップトップとラジオを交互にいじっていた八塚君は髪を掻きむしる。
「誰か、外の様子を見てきてよ」
結唯が言った。
「無茶な」
と、ぼく。
「攻撃は終わったんじゃん。ずっと静かだし。食べないの?食べないと力が出ないよ。でも食べないのなら、食べたげる」
結唯はぼくの前の未開封の非常食を奪う。
「被害状況がわかるまでは待機なのだ。どんな物質で汚染されているかわからないのだ」
八塚君はラジオのチューニングダイヤルを少しずつ回転させる。ホワイトノイズも入らない。
「つか、おまえ、超能力で外の様子を見ろよ」
桝元君が結唯に向かって顎をしゃくる。
「さっきやってみたけど見えなかった」
彼女は首をすくめる。
「何だよ。発射ボタンを押すのを止められず、軌道も変えられず、全然サイキッカーじゃないじゃん」
「あたしの専門は透視だから」
「じゃあ外の様子が見えるはすだろ」
「たぶん鉛がじゃましているのだと思う」
「はっ!言い訳だけは一流だな、このいかさまサイキッカーが」
「本物だと教えてやる」
結唯はパーカのポケットからカードを取り出し、桝元君に突き出す。カードには丸や星や十字が印刷されている。
「裏に目印がついてるんだろ」
桝元君がESPカードをはたき落とし、掴み合いの喧嘩がはじまりそうになったところに、月夜さんが一人で戻ってきた。
「水上さんは?」
ぼくは尋ねた。
「隣の部屋のべッドで寝てる。安定剤を飲ませたからだいじよぶ」
しかし朝が来て、水上真凜は死んでいた。