译文:
战争开始了。
虽然大村老师说因为我们国家最高法规规定要永久放弃战争,我们会永远和平,但是外面却是一片火海废墟。就算对老师的花言巧语发泄愤怒,大村老师已经在10月20日因为被潜水艇诱导弹击中而亡了。
“妈妈,好可怕。”
死了多少人,毁坏了多少建筑,飞来了多少架编队无人机,什么时候中的弹,全是这样的新闻。光是听见或看见数字就喘不上气来。我觉得在和平年代里去世的母亲是幸福的。当然,因病而倒下是遗憾的,如果说最后的三个月是和无法想象的痛苦作斗争的话,现在绝望的每天简直是地狱。
明天,我会醒的吧。
1020年,许多学校关门了。应该成为快乐回忆的研修旅行怎么办呢。因为身体不好而看守宿舍的我没有被卷进来,应该为这种幸运感到高兴吗?既不是政治中心也不是军事和基础工业基地的度假地都被袭击了。他们打算根绝这个国家的人民。
今天,发射了装载着新型大量破坏武器的中距离弹道诱导导弹。
在没有舍友的房间里迷迷糊糊,远山君去避难了,我被月夜叫起。八塚祐平通过用深网找到的文件,解析了瓦伦丁的作战密码。距离预定实行的时间只剩下30分钟。我们只身逃进了地下室。
“已经不行了。大家都要死了。世界要毁灭了。”
水上真凛紧闭双眼,抱着头。
“这个房间,依现在科学来看,是能够抵抗任何攻击的,并做好了充分的居住准备,直到外面的环境适合落脚居住。”
月夜用缓慢、冷静的口吻说着。但是真凛没有听进去。“已经不行了。大家都要死了。世界要毁灭了。”他激烈地摇着头。
“安静” 白咲结唯把腿踢到地板上,双眼紧闭,双手合十。“虚假情报一大堆。军事机密会泄露在网络上吗?不可能的。”
桝元大晖单手拿着手机在笑。
“是去年使世界震动了的,他们国家和恐怖组织的密约文件被曝光在网站上。”
八塚君急忙敲击着小型笔记本的键盘。
“如果是虚假情报的话,我们就不会被攻击,这样不是应该开心嘛。”
比起加入讨论,我会小声劝说自己,去听大家的对话。桝元君听到之后,说:“所谓的果实,并不是强者,而是作为弱者存活了下来。顾前顾后,胆胆怯怯的在这个世界上苟且偷生,到头来只能留下子子孙孙。”
鹭宮藍君戴着遮住眉眼的猎鹿帽,双手交叉着安静地站在我的面前。姫野鸟紧紧抱着月夜的腰,瑟瑟发抖。
原文:
争が始まった。
わが国には戦争の永久放棄を掲げた最高法規があるから永久に平和なんだよと大村先生は言っていたのに、外は火の海、瓦礫の山だ。先生の嘘つき詐欺師お花畑と怒りをぶつけようにも、大村先生は十月二十日の潜水艦誘導弾攻撃で死んでしまった。
母さん、怖いよ。
何人死んだとか何棟が倒壊したとかドローンの何機編隊が飛来したとか何時何分に着弾したとか、ニュースはそればかりだ。数字を見たり聞いたりするだけで息が詰まる。平穏だった時代にこの世を去れて、母さんはしあわせだったと思う。もちろん、病に倒れたのは無念で、最後の三か月は想像を絶する苦しさとの闘いだったろうけど、今のこの絶望的な毎日のほうがよっぽど地獄だ。
あした、ぼくは目覚めるのだろうか。
一〇二〇ではアカデミーの大勢が犠牲となった。楽しい思い出になるはずの研修旅行が、どうしてだよ。体調を崩して寄宿舎で留守番だったぼくは巻き込まれずにすんだけれど、それを運がよかったと喜ぶべきなのか。政治の中枢でも軍事や基幹産業の要衝でもないリゾートが狙われたのだ。彼らはこの国の人間を根絶やしにするつもりでいる。
今日、新型大量破壊兵器搭載の中距離弾道誘導弾が発射された。
ルームメイトがいなくなってしまった部屋でうとうとしていたら、遠山君避難するよと、月夜さんに叩き起こされた。八塚祐平が、ディープ・ウェブで見つけた文書から、バレンタイン作戦の存在を暗号解析したという。実行予定とされている時刻まで三十分を切っていた。ぼくらは着の身着のままで地下室に逃げ込んだ。
「もうだめ。みんな死ぬ。世界は滅びる。」
水上真凜はぎゅっと目を閉じ、頭を抱えた。
「この部屋は、現在の科学で考えうるどんな攻撃にも耐えられるよう設計してあるし、外部の環境が落ち着くまで居続けられる十分な備えがある。」
月夜さんは、ゆっくりとした、実に冷静な口調で言った。しかし真凜には届かない。 「もうだめ。みんな死ぬ。世界は滅びる。」激しく首を振る。
「静かに」白咲結唯は床に脚を投げ出し、目を閉じた顔の前に両手を立てている。「ガセに一万ゴールド。軍事上の機密がネットに落ちてる?ないない」
桝元大暉がスマホ片手に笑う。
「昨年世界を震撼させた、彼の国とテロ組織の密約文書がさらされていたサイトなのだが」
八塚君はラップトップのキーボードを忙しく叩く。
「はずれたら、『攻撃がなくてよかった』と喜べばいいじゃん」
ぼくは、会話に加わるというより、自分に言い聞かせるようにつぶやいたのだけど、桝元君が反応した。
「まあそうだね。思うに、種というものは、強者ではなく、弱者が生き残る。臆病で慎重な行動をすることで生きながらえ、結果として子孫を残す」
ぼくの目の前では、鹿撃ち帽を目深にかぶった鷺宮藍が無言で腕組みをしている。姫野ことりちゃんは月夜さんの腰にしがみついてふるえている。