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文章字数: | 字 (由Word统计) | 文章格式: | Doc.docx (Word) | 更新时间: | 2017-11-28 |
译文:母亲的就业和家族关系 - 天野正子
本章的目的
在一方面产业构造的巨大变动,另外的方面在围绕着女性的生活基础的平稳微小的变化着的背景下,女性的生活方式的选择方向,就从「是工作还是家庭」变为「是工作还是小孩」,更进一步的是,确凿地渐渐变化为「工作小孩两者兼顾」。
对于有小孩的女性来说,没有过拥有职业的人生历程是那么重要的时代。因此,今后将一定能看到这个重要性渐渐增强。
这样子的母亲的就业带来的问题,不仅仅只限于母亲个人。既然家族是一个整体系统,作为构成家族的低层次系统的亲子关系和夫妻关系,母亲的就业也对其造成不可避免的影响。以亲子关系为例来看一下吧。
同欧美社会一样,在日本社会关于父母亲的职务担当影响到小孩的成长过程,作为父亲和母亲,存在明显的差异是理所当然的。也就是说母亲是,一边使孩子的情绪稳定下来,一边帮助孩子形成基本的生活习惯。父亲是,在成为连接孩子和社会的窗口的同时,也作为社会的代表教孩子社会的规范和残酷,正因为有了这样恰当的职务分工,孩子的身心都得到充分成长这样的想法占据主导地位。在日本社会,作为传统上的,理想的父母印象的是「严父慈母」,这是社会上一般想法的象征。
但是,如果母亲没有开始家庭以外的就业,进入社会活动,即使父亲作为唯一的连接社会的窗口,也不能成为社会的代表。同样的,如果父亲同育儿,照顾小孩,做家事没有关联的话,感动,温暖也不能成为是母亲专有的。
在母亲的人生历程中,拥有职业这一重要性的上升是日本社会变化的结果。但是,同时,这本身也作为一个社会变动的原因,根据家族内部性别的不同,要求职务构造的变更。首先,如果在母亲的人生历程中「职业」是按固定方式登场的话,在母子关系和夫妻关系方面的作用和意识也就开始发生变化,这样子的母亲的意识和作用的变化,在父子关系和夫妻关系方面也影响到父亲的作用和意识,父亲则「迫于必要性」变得要参与父亲这一角色的任务。
父亲和母亲作为同一组的人员,更进一步,按照父亲和母亲各自的个性,对于孩子的成长,产生了相互补充相互交换的采取必要的父母职务的可能性。但是在另一方面,当然不用说社会方面,即使在父母自身的内部,认为婴幼儿时期的孩童教育没有能胜过母亲的这一传统的育儿观,甚至把母亲的家庭以外的就业看作是「非正常家庭应有的状态」这种家族观被象征化,确保作为一般性的社会规范这一动态依然强烈。
在这样两股势力的相互斗争当中,日本的父亲和母亲还是说为,现在,围绕亲子关系和夫妇关系渐渐体验职务的大变化为好。在现在就业已经被固定成为母亲的生活模式中一部分时,问题是作为生活场所的家庭能够容许母亲的职业活动到哪种程度,即便容许,家庭关系又能够再调整,再综合到哪种程度。
根据这样的视点,在本章中第一点,根据母亲有工作•没工作或者根据就业形态形成的家庭关系,更加具体的说,亲子关系和夫妻关系有什么不同,能否看出变化的预兆,第二点,以孩子为焦点,母亲的就业对于,作为包含亲子关系和夫妻关系这一整体的家庭生活的接受方和评价方来说,生出怎么样的特征。——想要明确这两点。
调查的结果作为中心论点阐述,在这里就阐述调查领域(侧面)的限定和提及所包含的内容吧。
家族关系就是,在家族内部展开的动态的人间关系。尽管在主要的关系中有亲子关系•夫妻关系•兄弟(姐妹)关系,但在本书中,除去这里的兄弟关系,只例举其他两种关系。尽管说是亲子关系,形成该内容的组合(两者关系)又有复杂的内容。不仅仅是父子•母子这样各式各样的组合,根据孩子究竟是男孩•女孩,这一不同组合被进一步区分。另外,也根据孩子的出生顺序不同,父子,母子之间的相互关系也有所区别。也可根据家庭间的亲属关系,相互之间的关系也不同。这个调查,不是整理出像这样的亲子关系的复杂整体,只限于将亲子关系分为父子关系,母子关系这两方面来考察。
另外关于家族的关系构造,①情绪关系(孩子对于父亲•母亲的印象,对于夫妻关系的评价),②职务关系(父亲•母亲作用的现实性和希望),③相互交流关系(家族的共有时间和共同工作的场合,诉说烦恼的对象),④对于家庭生活的综合性评价,分为4个方面来考察。
再者,关于母亲的就业对家庭关系形成的影响,以家族构成为首,孩子的年龄•性格•健康状况,父母亲的学历•职业种类•地位•就业状况•职业观,家庭拥有的文化及所归属的阶层文化,更进一步,则是全体社会的规范意识和地域社会的保育状况等,尽管多种客观因素存在在其中,但是从以前的研究开始明朗化。在这里,在这众多的原因当中,母亲的有工作•没工作,有工作的场合有四种就业形态(固定工作型——事物技术型和劳务型,自主营业型,零时工型,「在家工作」型除外,根据这样子的母亲的就业状况,想要考察在家族关系中究竟会显现出怎样的特征。另外,在这里,特别是只要没有被拒绝,对同一家族的小孩•母亲•父亲三者的调查是可能的A型(子女母亲父亲回答家庭)为对象得出调查结果。没有工作的母亲作为「家事专业型」。
原文:母親の就業と家庭関係 - 天野正子
本章のねらい
一方では産業構造の大きな変動、他方では女性をとりまく生活基盤の地すべり的な変化を背景に、女性の生き方の選択肢は、「仕事か家庭か」から「仕事か子どもか」へ、さらには「仕事も子どもも」へと確実に変わりつつある。
子どもをもつ女性にとって、職業のライフコースにもつ重要性がこれほど高まった時代はない。そして、今後その重要性はますます高まっていくとみてまちがいない。
こうした母親の就業がもたらす問題は、母親個人のそれにとどまらない。家族がひとつのシステムである以上、母親の就業は家族を構成する下位システムとしての親子関係や夫婦関係にも避けがたい影響を及ぼす。親子関係を例にとってみよう。
欧米社会と同様に、日本社会でも子どもの成長過程に及ぼす親役割について、父親と母親とでは、明確な差異のあることが当然視されてきた。すなわち母親は、子どもの情緒を安定させながら基本的な生活習慣の形成や世話をする、父親は、子どもと社会との窓口になると同時に、社会の代表としてその規範や厳しさを教える、こうした適切な役割の分担があってこそ、子どもは心身の十分な成長をとげるという考え方が支配的であった。日本社会における伝統的な、
理想的な親イメージとしての「厳父慈母」は、そうした社会通念の象徴である。
しかし、母親が家庭外への就労をはじめ、社会参加をするようになれば、父親は唯一の社会との窓口でも、社会の代表でもなくなる。同様に父親が育児や子どもの世話・家事にかかわるようになれば、やさしさやあたたかさは母親だけのものではなくなる。
母親のライフコースに職業がもつ重要性の高まりは、日本社会の変動の結果である。しかし、同時にそれは、それ自体がひとつの社会変動要因として、家族内の性別による役割構造の変更を要求するのである。まず、母親のライフコースに「職業」が登場し定着すると、母子関係や夫婦関係における役割や意識に変化が生じはじめる。そうした母親の意識や役割の変化は、父子関係や夫婦関係における父親の役割や意識にも影響を及ぼす、彼は「必要にせまられて」親役割に参加するようになる。
そこでは、父親と母親が一つのチームとして、さらには父親と母親がそれぞれの個性に応じて、個どもの成長に必要な親役割を相互補完的に、相互交換的にとっていく可能性が生まれる。しかし、その一方で、社会の側にはもちろん、父母自身の内部でも、乳幼児期の子育ては母親にまさるものはないとする伝統的な育児観、さらには母親の家庭外就業を「正常でない家族のあり方」とみなす家族観に象徴される、通念化した社会規範に固執しようとする動きは依然として強い。
こうした二つの力がせめぎあうなかで、日本の父親と母親は、いま、親子関係や夫婦関係をめぐる役割の大きな変動を経験しつつあるといってよい。就業が母親のライフパターンの一部に組みこまれ定着した現在、問題は暮らしの場である家庭が母親の職業活動をどこまで許容しうるのか、また許容にむけて、家族関係をどこまで再調整し再総合できるかにある。
こうした視点にたって、本章では第一に、母の有職・無職あるいは就業形態によって家族関係、より具体的には親子関係と夫婦関係にどのような違いがあり、変化の兆しがみられるのか、第二に、子どもに焦点をあて、母親の就業が親子関係や夫婦関係、それを含む総体としての家庭生活の受けとめ方や評価にどのような特徴を生み出しているのかーの二点をあきらかにしたい。
調査の結果は本論でのべるとして、ここでは調査領域(側面)の限定とその内容にふれておくことにしよう。
家族関係とは、家族のなかで展開される動態的な人間関係である。主要なものには親子関係・夫婦関係・兄弟(姉妹)関係をのぞく他の二つをとりあげる。ところで親子関係といっても、その内容をなすダイアド(二者関係)は複雑な内容をもっている。父子・母子それぞれのダイアドがあるだけでなく、子どもが男・女いずれであるかによりダイアドがさらに分かれる。また子どもの出生順位によっても、父子、母子の相互関係はことなってくる。フャミリーサイクルによっても相互関係はことなる。この調査では、こうした親子関係の複雑な全体をとらえるのではなく、それを父子関係、母子関係という二つの側面に限って考察する。
また家族の関係構造については、①情緒関係(子どもの抱く父・母イメージ、夫婦関係への評価)、②役割関係(父・母役割の現実と願望)、③コミュニケーション関係(家族の共有する時間や共同作業の場、悩みの相談相手)、④家庭生活への総合的評価、四つの側面に分けて考察する。
なお、母親の就業が家族関係に及ぼす影響については、家族構成をはじめ、子どもの年齢・性格・健康状況、両親の学暦・職種・地位・就業状況・職業観、家庭のもつ文化や帰属する階層文化、さらには全体社会の規範意識や地域社会の保育状況など、多様な媒介要因がそこに介在していることが、従来の研究からあきらかにされている。ここでは、これらの多様な要因のうち、母親の有職・無職、有職の場合には四つの就業形態(常勤型ー事務技術系と労務系、自営型、パート型、「家で仕事」型)をとり出し、そうした母親の就業状況によって、家族関係にどのような特徴があらわれるかを考察したい。なお、ここでは、とくに断わりのないかぎり、同一家族の子ども・母・父の三者の調査が可能であったタイプA(子母父回答世帯)を対象とした調査結果をとりあげている。無職の母親は「家事専業型」とする。