译文:日本住居的变迁和家庭的产生
原文:日本住居の変遷と家庭の生成
译文:明治维新以后,由政府发起,从外国聘请建筑师,向政府机关和学校等地方积极引进西方建筑的样式。逢迎天皇的皇族,旧官僚和高级官僚们虽然争相在自己的宅第里并设洋房,但这样的洋房仅仅是接待客人用的建筑。生活中还是使用原来的住宅,洋房是作为开明的思想和新身份的象征建造起来的。这样的“和西式并列住宅”,不久被人将其精简化,模仿产生了“中流住宅”。归根结底,西式房间在外观上和玄关一边连接着,它是穿着鞋子就能出入的接待客人的场所。日常生活还是按照日式生活,公共生活就按照西式的,这称之为“双重生活方式”。双重生活方式是将对上流的憧憬和对欧美的向往具体化的住宅,它也是奢侈生活的象征。
原文:明治維新後、政府は先頭に立ち、外国から建築技師を招聘し、官庁、学校等に積極的に洋風建築様式を取り入れた。天皇をとりまく宮家、旧公家、高級官僚たちは競って自らの邸宅に洋館を併設したが、こうした洋館は接客のための建物であり、生活するための住まいは旧来の住宅が使われていた。洋館は、開明的な思想や新身分の象徴として建設されたのである。このような「和洋館並列住宅」は、やがてそれを極度に矮小化し模倣した「中流住宅」を生み出した。つまり、洋室を外観もそのままに玄関脇に接合し、靴のまま出入りできる接客の場とすることで、日常生活は日本的な生活のまま、公的な生活を洋風に行うという「二重生活」が行われた。二重生活は、上流への憧れ、欧米への憧れを具体化した住宅であり、奢侈な生活の象徴でもあった。
译文:大正时期,不仅在产业领域,积极使用“改善”、“改良”字眼的改善运动还涉及到了从衣食住到社交的全部日常生活领域。它把比得上西方列强的国力增强作为国家的紧急要务,并且还带有改革日常生活各个方面这样明确的意图。住宅改良主要的主张有三个。
原文:大正時期には、産業だけでなく、衣食住から社交に至るまで、日常生活全般にわたり、「改善」「改良」という言葉が盛んに使われた改善運動は、西洋列強に匹敵する国力増強を危急とする国家的要請であり、日常生活の隅々まで改革しようとする明確な意図を持っていた。住宅改善の主な主張は三つある。
译文:第一,由“接待客人本位”向“家族本位”转变。为了能够看到这样的场景,“住宅比起客室和玄关,更加重视起居室,卧室和厨房之类的,它给家庭生活增添了很大的愉悦,家里经常飘散着清新的氛围”和“因为茶室作为家庭的中心,应当尽可能的扩大并且配备优良的装置以此作为一家团聚的场所”,有人提议将南边向阳的地方作为客人的房间,家庭生活的场所设置在北边,这样过去的“接待客人本位”的房间布局转变为将作为家庭生活中心场所的起居室和茶室安排在南边的“家族本位”这样的房间布局。
原文:第一に、「接客本位」から「家族本位」への転換である。「住宅は客間及び玄関よりは、寧ろ居間、寝間、台所等に重きをおいて、家庭生活を大に愉快にして、常に清新の漂はせること」や、「茶の間は家庭の中心となるべき室であるから出来るだけ大きくし、また最もよく設備して一家団欒の室にしたい」 にみられるように、南側の日当たりのよい場所を客のための座敷とし、家族生活の場を北側にとる従来の「接客本位」の間取りから、家族生活の中心の場としての「居間」、「茶の間」を南側へと進出させた「家族本位」の間取りへと転換することが提案される。