それを呼ぶに適切十分なる名をたれも知らないような生き物であった_日语外文翻译
编 辑:日语论文网发布时间:2018-10-18

译文:

刚出锅的饭团那热腾腾而又丰满的触感,倒不如用在那女老板的身上。她有几岁了?不对,只能说她还很年轻。她的肉体年轻而又饱满,肌肤被太阳晒得发热,细软的汗毛散发着充满血色的浓郁气味。她美妙的肢体是普通人的精力难以承受的,她的胸脯猛然坚挺着。透过那雪白的、紧贴着身体的无袖衬衫,乳房像匕首一样泛着光。短裙同样是雪白的,下摆被肆意地削去。她坐在凳子上,竟豪不羞怯地将裸露着一条大腿翘在膝盖上。这样的姿势,虽然可以说是自己在挑拨着自己的情欲,但除了这样,其他能自然地摆放肢体的方式怕是没有了吧。在那里看到了丑恶才会自然地表现出来,强烈的精力便漫溢出来。不怕正中人类的生理欲望,用这样野蛮的形式将她推到人前,对于健全的道德来说这一幕怕是就只剩下淫荡。肉体也是一束光源,闪闪发光,刺激着人的双眼。这样看来,白昼的日光才更像是人工的、沉稳的色彩。女人偶尔放开声调,但同那江湖商人、骗人摊贩的商业噱头有所不同,那是天生的亮嗓,句句都是天真烂漫的语调。“来哟。刚出笼的饭团,一个十元。”

就在这时,卖沙丁鱼的店里,突然熙熙攘攘地喧闹起来。“啊,真脏,这家伙!”“别乱摸。离远点,不可以摸!”“去那边,快滚过去”在这惊慌失措的叫喊声下,半边裤子塞在军靴里的男人,从那边急忙地跑了过来,看样子好像是这个市场的守卫。“这家伙,又来了,真是个难应付的家伙,那么脏的手别乱摸,快,给我滚出去,再敢来,老子就宰了你,快滚!”男人粗暴地用撵狗般的语调嚷道。这咒骂像鞭子迎头挥来,他一下子从店里,不,几乎是从人们两腿间的缝隙里,向外面飞奔了出去。那是一个少年……对,那确实是一个活着的人,以男女老幼为标准来称呼的话,他只是一个男人,一个谁也不知道怎么称呼才合适的“活人”。

他被扔在路边,浑身沾满泥土,身体也已腐烂,但却突然像是被什么东西附体似的,缓缓地站了起来。他被风吹拂着,只是静静地看着走动的人们。他的皮肤犹如污泥一般黝黑,身上虽然耷拉着几丝破衣烂衫,却和裸露毫无区别。肌肤之上,尘土和污垢都干成了鱼鳞样的硬圈,从头到脸上都被覆盖着,让人看不清他身上脓包本来的样子。那往外流出的脓液在烈日的烘烤下凝结成块,散发出刺激眼鼻的恶臭。就连那位“入鲍鱼之肆,久闻而不知其臭”,什么都不怕的,穿军靴的男人也不愿靠近他。男人粗鲁地叫骂着,不停挥着手向后退,几乎是扭腰就要跑。与其说男人是害怕想跑,但倒不如说是他那军靴在惧怕着过路妖魔的影子,就如同胆小的小狗只能远远地吠叫。


原文:

焚きたての白米という沸き上がる豊饒な感触は、むしろ売手の女のうえにあった。年頃はいくつぐらいか、いや、ただ若いとだけいうほかない、若さのみなぎった肉づきの、ほてるほど日に焼けた肌のうぶ毛のうえに、ゆたかにめぐる血の色がにおい出て、精根をもてあました肢体の、ぐっと反身になったのが、白いシュミーズを透かして乳房を匕首のようにひらめかせ、おなじ白のスカートのみじかい裾をおもいきり刎ねあげて、腰掛にかけたままあらわな片足を恥じらいもなく膝の上に載せた姿勢は、いわば自分で自分の情慾を挑発している恰好ではありながら、こうするよりほかに無理のないからだの置き方はないというようすで、そこに醜悪と見るまでに自然の表現をとって、強烈な精力がほとばしっていた。人間の生理があたりをおそれず、こう野蛮な形式で押し出て来ると、健全な道徳とは淫蕩よりほかのものでなく、肉体もまた一つの光源で、まぶしく目を打ってかがやき、白昼の天日の光のほうこそ、いっそ人工的に、おっとりした色合に眺められた。女はときどき声を張り上げて、しかしテキヤの商業的なタンカとはちがって、地声の、どこかあどけない調子で、「さあ、焚きたてのおむすびが一箇十円だよ……」

そのとき、イワシの店の中が急にざわざわとさわがしく「あ、きたねえ、こいつ。」「さわるな、そばに寄るな。さわっちゃいけねえ。」「あっちへ行け。はやく出て行け。」と狼狽した声々でそこへ駆けつけて来た半ずぼんに兵隊靴をはいた男の、どうやらこの市場の見まわりらしいのが「こいつ、また来やがったな。始末のわるいやつだ。きたなくって手がつけられねえ。さあ出て行け。今度来たらぶち殺すぞ。はやく行け。」と、あらあらしく、しっしっと犬でも追う調子で、鞭のように打ちつける罵詈の下に、ぱっと店の中から、いや、ほとんどひとびとの股のあいだから、外に飛び出して来たのは、一箇の少年……そう、たしかに生きている人間とはみとめられるのだから、男女老幼の別をもって呼ぶとすれば、ただ男のこどもというほかないが、それを呼ぶに適切十分なる名をたれも知らないような生き物であった。

道端に捨てられたボロの土まみれに腐ったのが、ふっとなにかの精に魅入られて、すっくり立ち上がったけしきで、風にあおられながら、おのずとあるく人間のかたりの、ただ見る、溝泥の色どすぐろく、垂れさがったボロと肌とのけじめがなく、肌のうえにはさらに芥と垢とか鱗形の隈をとり、あたまから顔にかけてはえたいの知れぬデキモノにおおわれ、そのウミの流れたのが烈日に乾きかたまって、つんと目鼻を突き刺すまでの悪臭を放っていて、臭いもの身知らずの市場のともがち、ものおじしそうもない兵隊靴の男でさえそばに寄りつきえず、どら声ばかりはたけだけしいが、あとずさりに手を振って、および腰で控えるていであったのは、むしろ兵隊靴のほうこそ通り魔の影におびえて遠吠えする臆病な犬のように見てとれた。


上一篇:焼跡のイエス_日语外文翻译
下一篇:悲鳴に似た戦慄の彼を打った_日语外文翻译
相关文章推荐: