译文:
在探求、摸索其正确答案的同时,也会伴随一些困难。能够满足社会地位的指标这个条件的,就是妥当的、符合实际情况的,我们可以从这个方向探讨,以往的研究有些错综复杂,他们缺少对其地位概念相关联的理论的考察。
下文为避免混乱,就以阶层变化研究中的世代变迁为研究对象,它在地位指标中担着极其重要的意义,在地位形成的过程中也有特定的意义。进一步分析地位形成过程的话,可以根据某种特定的属性来比较,在集团中被类型化的社会变迁,把持有这种属性的人和不持有这种属性的人相比,在变化的过程中,我们可以推断其利益的平等性和不平等性。
这样做的目的是为了验证社会地位指标的合理性,先从逻辑方面来探索。它是根据社会地位的定义来客观整合的。但是,不能说仅仅这些就是符合地位指标的,特定的指标若想要成为地位指标,要能根据其指标表现地位来看,从平等的角度来看资源的分配状况,觉得其分布的不均匀,必须要有够强的说服力。因此,要验证指标的合理性,不仅要从逻辑方面研究,还要从其差距和其不平等这种伦理方面来研究。
地位指标的妥当性,是保证这两个方面同时具备的时候才成立。我不厌其烦的重申,必须确认这两个条件,传统的对于确立女性社会地位的研究,都在论理性和伦理性的两个方面犯了致命的错误。
例如先前的研究多从“借用、独立、合成”3个方向为表现形式,成立了从变量的阶层说明人的阶层归属感的方程式。所以数据模型更适合表示社会地位。但是这种“阶层归属感能表现现实地位”的结论,是一种没有根据的假设。阶层归属感被视为社会地位的决定性因素。因为它在论理上是一个飞跃。说起来意识变数能表现现实的社会地位,地位指标也是由此确立的。与职业不同的是,人不无意识,所以解决无业者的地位指标问题不限女性。
意识变数已经不是地位指标的唯一理由了,测量指标距离的伦理性的意思是——社会中,从地位高的人和地位低的人之间的回答,能发现某种“不合理的差距”。当然,诸多阶级变量给人的意识造成的影响也是阶级研究的主要主题之一。但是在移动分析中,自己报告的阶层归属感与现实中处于的客观阶级地位是不一样的。在一定程度上,对本人意识的相关测定,还没有到达一个新的地位指标。
现在,阶层研究有可能解决女性问题。本稿的最终目的也是找到一个解决此问题的答案。下面我们遵循传统的论题,把地位指标的构成要素分成表现形式和评价标准。
原文:
正解の探求をその困難と共に引きつぐ前に,社会的地位をあらわす指標が満たすべき条件を,妥当性という見地から検討しよう.先行する議論にみられる深い混迷の源泉には,地位概念にかかわる理論的な考察の欠如がある.
以下では混乱を避けるため,議論の対象を,階層移動研究のなかでも地位指標が極めて重要な意味を担う世代内移動,地位達成過程に特定する.さらに地位達成過程の分析目的を限定し,ある特定の属性によって類型化される集団間の社会移動を比較することで,その属性を持つ者がそうでない者に比べ,移動の過程においてこうむったと推定される不利益の平等/不平等性を検証すること,とする.
このような目的のもと,地位指標が妥当性を備えるためには,まず論理的側面からみた正しさが求められる.社会的地位の定義に即した客観的な整合性である.しかしそれだけでは目的に適った地位指標とは言えない.特定の指標が地位指標となるためには,指標によってあらわされる位置=資源の配分状況が,平等原則の観点から見て不当な(少なくとも正当ではない)格差であるとみなしうるだけの説得力を有していなければならない.ゆえに指標が妥当性を得るためには,論理的正しさに加え,指標によって測られる格差を不平等たらしめる倫理的側面から見た正しさが要請される.
地位指標の妥当性は,これら2つの次元における保証が同時に備わったとき,初めて成立する.特に目新しくもないこのような条件を改めて確認しなければならないのは,女性を含めた社会的地位の確立を目指す従来の研究が,論理性と倫理性の両次元にわたって致命的な欠陥を抱えているためである.
たとえば先行研究の多くは,借用・独立・合成という地位の3つの表示形式にしたがって本人の階層帰属意識をそれぞれの階層変数群で説明する回帰式を立てる.そしてデータに対し,より高い適合度を示すモデルが「社会的地位をあらわすモデル」となる.しかしこうした結論は,「階層帰属意識が現実の地位をあらわしている」という何ら根拠のない仮定のもとで成り立っているにすぎない.階層帰属意識の規定要因を,そのまま社会的地位の規定要因とみなすのは,明らかに論理的な飛躍である.そもそも意識変数が現実の社会的地位をあらわしているのならば,地位指標はその時点で確定されることになる.職業と異なり,意識を持たない人はいないのだから,女性に限らずすべての無職者を含めた指標問題は解決を迎えるだろう.
意識変数が地位指標にはならないもう一つの理由は,指標で測られる格差の倫理的な無意味さ——社会の中の自分の位置を「上」と答えた人と,「下」と答えた人の問に,どのような種類の「不当な格差」を見出すことができるのだろうか——である.もちろん諸々の階層変数が個人の意識に与える影響を明らかにすることも階層研究の重要なテーマの一つではある.しかし移動分析においては,自己申告による階層帰属意識と,現実世界で個人が占める客観的な階層地位を,同一視することはできない.その限りにおいて,本人の意識との相関を計測したところで,新たな地位指標に到達することはないのである.
では,階層研究が女性問題を扱うことは,いかにして可能なのだろうか.本稿の最終目的は,この問いに対する一つの解答を見出すことにある.以下では,地位指標の構成要素を表示形式と評価尺度に分割し,先行する議論を道標にそれぞれの妥当性を辿っていく.