译文:
法国设计师让·保罗·高缇耶在80年代提出了关于衣服方面的问题,成为颇有见第的设计师之一。特别是在男性服装和女性服装方面,西欧社会在中世纪以来强令要把它们明确区分开来,让·保罗·高缇耶使得男女服装社会性差异的边界线被动摇,虽然他提出的是以前有人陈述过的言论,但他还是与维维安·维斯特伍德一起展示了贴身衣外衣穿法的例子。
再一次回顾20世纪的时尚时,不得不再次确认美意识以及着装规定中最本质的东西发生了最彻底与最显著的变化。但是,可以清楚地看到“服装再次体现了身体的存在感”这样的观点。从妇女紧腰内衣丢弃开始,脚的暴露,身体曲线的展示,或者身体触感的恢复,性别意识的变化,虽然有时候它们的表现很不同,但能断定的是它们都向着同一方向发展。随着这类服装的变化,太古时代的人们或许唤醒了身体触觉。贴身衣在身体和外衣之间,恰好补足了两者紧密的关系,身体的暴露化,还有上世纪相当复杂的服装,都在向着简单化发展,所以最贴近身体的贴身衣,和外衣紧密结合那是非常理所当然的。
但是,我们不会随意扔掉衣服,是因为衣服是物品同时也是记号。到20世纪中后期为止,即使在裸体盛行的新几内亚岛的某个部落里,牛仔和T恤在他们的日常生活中也非常普遍。电子传媒即时地向世界传达信息,在传达时尚信息的时候,时尚毫无疑问向着统一化方向发展。关于21世纪的语言,英语成为通用语已是大势所趋。同样的,服装也达到了前所未有的境地,全世界都穿着同样类型的衣服,也就是制服化。
可是,与从同一信息衍生出的大批量服装不同的是,从对固有文化的新的看法和对生态学、效率主义的质疑出发,更有助于研究具有新型价值观的服装。
后现代主义
1970年代,从建筑设计引申而来的后现代主义的概念,与80年代的现代思想相结合,从艺术和时尚领域到政治、经济领域都被广泛使用。将“超越”和“近代”联系起来结合而成的后现代主义这个概念,表现出了与19世纪形成的现代主义思想不同的各种动态。现代主义社会随着象征东西德意志冷战的柏林墙的倒塌而发展。资本主义与共产主义近代思想体系之间的对立消失,在随之产生的多元化社会中,人们的审美观和思想变得挺多姿多彩。
高缇耶那样的性别意识以及超越其它流派的观念,对西洋传统服装设计提出疑问的川久保、山本等的作品予以极大冲击。挪用过去的流行设计和有名的主题,随后凭借创造力发表的作品也登场了。对于现存的设计和时尚体系所作的尝试,与90年代的“解析”时尚密切相关。
原文:
フランス人デザイナー、J=P·ゴルチエは80年代に衣服が持つ様々な問題を提起した点で、きわめて興味深いデザイナーの一人だった。とりわけ男性の服、女性の服という、西欧社会が中世以来明確に区分けを強いてきた、服装上のジェンダー(性)の境界線が揺らいでいることを、いち早く俎上にのせたことは先に述べたが、ヴィヴィアン·ウェストウッドとともに下着のァウターウェァ化を具体例で示した。
20世紀のファッションをもう一度振り返るとき、美意識、着装のきまりのドラスティックな変化が著しいことを再確認しないではいられない。だが、それにも増してはっきりと見えてくるのは「服は身体という存在を再確認した」という点である。コルセットの放棄にはじまり、脚の露出、身体の線の強調、あるいは皮膚感覚を取り戻すこと、性の意識変化、これらは時に表現こそ違うのだが。同じ方向を確認しようとするものだった。身体はこうした衣服の変化によって、太古の人たちが恐らくそうであったような皮膚感覚を改めて呼び覚まされることになった。下着は身体と外衣の間にあって、その両者の緊密な関係を秘密裏に補足、調整してきたが、身体が顕在化し、そして前世紀までに複雑さが項点に達した衣服が、単純化に向かったとき、身体に一番近い服である下着と外衣が近づくのはきわめて当然だといえよう。
しかし、だからといって私たちが衣服を捨ててはだかになるという結論が急に引きだされはしないのは、衣服は物であると同時に記号だからである。20世紀半ば過ぎまで裸体に独特のペニスケースという服装だったニューギニアのある部族でも、現在は日常生活でのジーンズとTシャツが慣例化している。電子メディアが即時に世界に情報を伝え、ファッションの情報を伝えるとき、ファッションが画一化に向こうことは疑いない。言語は21世紀には、英語など世界共通語と目されるものがますます優勢になるといわれるが、同じように衣服もかつてないほど世界で同じものが着られる、つまりユニフォーム化に向かっている。
だが、画一的な情報から生み出される大量生産の服に対して、一方で固有文化への新たな視線、エコロジー、効率主義への疑問などから、新たな価値観を持つ服への模索も明らかになった。
ポストモダン
1970年代、建築デザインから広がったポストモダンという概念は、80年代には現代思想と結びつきながら、アートやファッションから政治、経済分野にまで使われるようになった。「ポスト(次に来るもの、超越)」と「モダン(近代)」をつなげたこの用語は、19世紀に成立したモダニズムの思想から距離を置こうとするさまざまな動きを表現している。ポストモダン社会といえる状況は、ベルリンの壁崩壊(1989年)に象徴される東西冷戦構造の終結によって発展した。資本主義対共産主義の大きな近代イデオロギー対立が消失した中で現われた多元的社会では、美意識や思想、人々のよりどころもまた多種多彩となっている。
ゴルチエのように性別や他のジャンルの領域を超えたリミックスが行われ、西洋の伝統的な衣服デザインに疑問を投げかけた川久保、山本らの作品が大き衛撃を与えながらも受け入れられた。過去の流行デザインや有名なモチーフを流用し、オリジナリティーについて問題提起する作品も登場した。即存のデザインやファッション·システムに対するこうした試みは、90年代における「脱構築」ファッションへとつながっていく。