首先,以《这个孩子》这部小说为中心,考虑一叶的“女学”“女权”思想。这部小说是至今为止一叶作品中唯一作为口语体(言文一致体)而受到关注的小说,除此之外,似乎没有什么值得回顾的了。但是,今天试着重读,才发现这是一部蕴含着很多意义的问题性的作品。一叶是在因循守旧的家庭中长大的,没有机会跟时代先端的言论和全新教育接触。但是,通过解读《这个孩子》中讲故事的人“我”,之前从未接触到光明的一叶和“女学”,一叶和近代的家庭、夫妇间的问题,重新变成了焦点。
首先简单地介绍《这个孩子》的故事内容。这部小说是主人公一人独白,就是第一人称独白体小说(准确地说,作为听众而存在的“大家”是第二人称复数)。主人公“我”山口实子,是一叶作品中比较稀有的,当时想象的是一个受到高等教育的女性(“草稿”里是“私立”的“女子学校毕业的”“刚从学校毕业的人”“二十二岁就嫁了人”)。三年前,嫁给了法官山口升,成为幸福的新娘,婚后却过着与结婚前的期待相反的不能让人
满足的生活。正在这时怀孕了,从那开始直到生产的期间,“我”有着“好像迷失在宇宙中”那样绝望的时候。去年末,长子出生了,经过之后抚养婴儿的一年左右的时间,一直到现在。在这期间,“我”像被孩子的‘可爱’所引导,回顾之前的夫妻关系和婚姻生活,与丈夫的摩擦、反目,直至分手。最终形成了像“现在”这样,充满阳光的生活态度。那样的经历,从主人公“我”自己的口中,比从“大家”(实子的朋友们之类)的口中说出,更能体现小说的风貌。
如此这样,仅仅追述故事内容,“我”经历了生育和育儿,母性爆发,与丈夫修复关系。这样的话,就有被解读成贤妻良母的危险,但是《这个孩子》的“我”所讲述的故事,并不会得出这样俗套的结论。“我”,一贯的重复着自我省察的言论,极为冷静客观的捕捉着过去的自己和“现在”的自己。在这种意义上来讲实子是知性的‘新’女性。在言谈的细微之处显现的“学校”“书本”“教师”“大学学者们”这样的词语,也看出实子所受的“教育”的环境。不管怎样,实子都是经历过明治二十年代初第一次女学高潮的,在女子学校受到开明的教育的一代。
まず、一葉における「女学」「女権」思想を、「この子」という小説を中心に考えてみよう。この小説は、これまで一葉作品のなかで唯一の口語体(言文一致体)小説として注目されてきた以外、余り顧みられることがなかったものである。しかし、今日読み返してみると、いろいろな意味で問題性を孕んだ作品であることが窺える。一葉は、どちらかというと旧弊な家庭環境に育ち、時代の先端的な言説や新しい教育や二触れる機会に恵まれなかったと思われがちである。けれども、「この子」の語り手である「私」を読むことによって、これまで照明を当てられることのなかった、書き手である一葉と「女学」や、一葉と近代的家庭.夫婦の問題やが、改めて焦点化されてくる。
まず「この子」の物語内容を簡単に紹介しよう。この小説は、作中人物の一人が語る、一人称独白体小説(正確には、聞き手「みな様」が存在しているため二人称複数の語りか)である。語り手の「私」.山口実子は、一葉作品には珍しく、当時としてはそれなりの高等教育を受けた女性(「未定稿」には「私立」の「女学校を卒業」「学校を出ると直ぐさま」「廿二のとしで」嫁ぐ、とある)と想像できる。三年間、裁判官.山口昇に嫁ぎ、幸せな新妻となったのも束の間、結婚前の期待に反して満たされない日々を送るようになる。そんな折に妊娠。それから出産までの期間が、「私」にとって「宇宙に迷ふやうな」絶望の時であった。「昨年のくれ押しつまってから」長男を出産し、その後の育児の一年間ほどを経て、語っている「今」現在に至っている。この間、「私」は、このわが子の<愛らしさ>に導かれるように、それまでの夫婦関係.結婚生活を振り返り、夫との齟齬.反目を解散。「今」のような、向日性あふれる生の姿勢を獲得していったのである。その経緯が、語り手「私」自身の口から、「みな様」(実子の友人たちか)に語られていくという、小説のかたちをとっている。
こうして、物語内容のみを追っていくと、この「私」が、出産.育児を経験することによって母性に目覚め、夫との仲も修復したというような、ありきたりの良妻賢母の「物語」に読まれてしまう危険性があるのだが、「この子」の「私」の語るところは、そんな紋切り型の結論を導くものではないだろう。語る「私」は、一貫して自己省察的な言説を繰り返している。かっての自分と、「今」の自分をきわめて冷静に客観的に捉えているのだ。その意味でこそ、実子を、知的な、<新しい>女性ということができる。語りの端々に顕れる、「学校」「書物」「教師」「大学者さま」という言葉も、実子の経てきた「教育」環境を物語っている。どうやら実子は、女学校で、明治二〇年代初頭の第一次女学ブームの時代を過し、開明的な教育を受けた世代のようである。
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