如今的日语教育在进行词汇指导。在这指导的过程中,当然会说明词汇的意思,连带着强调语言使用的历史背景。流行语更是如此。这样的语言,特别是在进行高级的指 导时,吸收以世情为历史背景的知识也是有效的。
日语教育者掌握丰富的知识,这是理想的状态。说到流行语,很多人总是带有轻视这种先入为主的观念,难道不是吗?但是,在使用录像教材和读解教材中或多或少会出现流行语和一些让人无法理解的语言。不得不说只单纯的教词汇的意思这种教育效果是不理想的,也应导入背景知识。于是,我想仅从词汇指导这个方面展开谈谈日本的状况。
流行语和性别
日本国际教育协会的主页上有“平成15年 以日本语教育能力检定考试实施要项为依据的公开问题”这个标题。在这之中,有这样的问题。
“《OL》是日式英语,指的是年轻的女性事务员。《OL》这个词是在什么时候开始使用的呢?在下面的1-5中选择一个。
1 1940年代 2 1950年代 3 1960年代 4 1970年代 5 1980年代
答案是3。为什么出这样的问题呢,我感到有点疑问。这和日本语教育能力有怎样的关系呢?但是,看了“出题意图”,这是“性别表现”中的一个问题。“在探讨有关性别表现知识和语言感觉的同时,也要探讨性别表现的时代背景”。“OL”这个词语好像是在“性别表现的时代背景” 中产生的。单在1960年代的用语中就没有被整理到。流行语和性别问题有直接联系的例子不多,如今语言和性别是重要的问题,日本语教育也不能避免。
日本語教育で語彙指導が行われます。そこではもちろん語彙的意味が説明されるのでしょうが、言葉には使われてきた歴史的背景を強く帯びているものがあります。流行語はまさにそれです。こういう言葉を、特に上級レベルで指導するときには、世相といった歴史的背景の知識も盛り込むと有効です。
日本語教師は幅広い知識を身につけていることが理想ですが、流行語というとどこか軽く浮ついたものだという先入観を持っている人も少なくないのではないでしょうか。しかし、ビデオ教材や生の読解教材を使うときには流行語が多かれ少なかれ出てきます。流行語だと意識されなくなった言葉もあるでしょう。ここで語彙的意味だけを教えたのでは教育効果としては不十分だと言わざるをえません。背景的知識も導入することになります。すると、単なる語彙指導から日本事情的な展開になることも予想されます。
流行語とジェンダー
日本国際教育協会(AIEJ)のホームページに「平成15年度 日本語教育能力検定試験実施要項に基づく公開用問題」があります。その中に、こんな問題がありました。
「『OL』は若い女性事務員を指す和製英語である。この『OL』という言葉はいつ頃から使われるようになったか。次の1~5の中から一つ選べ。
1 1940年代 2 1950年代 3 1960年代 4 1970年代 5 1980年代
正解は「3」です。なぜこんな問題が出題されたのか、日本語教育能力とどんな関係があるのか、と少し疑問に感じました。しかし、「出題のねらい」を見ると、これは「ジェンダー表現」の問いの一つで、「ジェンダー表現に対する知識や言語感覚を問うとともに、ある種のジェンダー表現の時代背景についても問う問題」だとのことです。「OL」という語を「ジェンダー表現の時代背景」においてとらえようというものだったのです。単に1960年代の用語であるとして片づけてしまえません。流行語とジェンダー問題が直接的に結びつく例は多くありませんが、言葉とジェンダーは今日的な重要な問題で、日本語教育でも避けて通ることはできません。
日本泡沫经济 http://www.rylww.com/jingji/
日本人的生死观 http://www.rylww.com/shengsi/