太宰治『人間失格』におけるー考察_日语外文翻译
编 辑:日语论文网发布时间:2018-10-07

昭和23年,《人间失格》在《展望》上分为三期刊登,6月号《第一回》是《前言》、《第一手记》、《第二手记》,7月号《第二回》是《第三手记 一》,8月号是《第三手记 二》、《后记》。

太宰治在死之前写下的长篇小说《人间失格》,在昭和23年6月太宰治死后发表。《人间失格》的主人公大庭叶藏既是巧妙戏剧化的太宰治本身的青春像,又是他的自画像,视为被虚构的太宰治青少年时期的自传。因此,包括其他登场人物的虚构化在内,从这里很难找到太宰治的真面目。但是,从某种意义上说,几乎所有的近代作家都描写过“家”,在这些与 “家”有关的作品中,有的采取了虚构的形式,所以在作品当中多多少少能看到现实生活的真实性这也是事实。

换言之,因为作为一个作家的真实人生真实生活写到作品中,所以让人们产生混淆,误以为作品中所描绘的就是作者的现实生活,这种混淆在作品中起着主要的作用也是事实,不可否认这是私小说的特点。


『人間失格』は、昭和23年「展望」6月号に「第一回」として、「はしがき」「第一の手記」「第二の手記」が、同じく7月号に「第二回」として、「第三の手記 一」、8月号に「第三の手記 二」「あとがき」がそれそぞれ掲載された。

死の直前に書かれ、昭和23年6月の死に前後して発表されたこの長篇『人間失格』の主人公大庭葉蔵は、巧みに戯画化された太宰治の青春像であり、自画像であることから、太宰の青少年期の虚構化された自伝であるとされる。従って、他の登場人物の虚構化をも含めて、ここから太宰の実像を探り出すことはなかなか難しい。しかし、近代の作家で<家>を何らかの意味合いにおいて描かなかった作家はいないといってもいいが、その<家>とのかかわりの中で、虚構という形態をとりつつも虚構たりえない、作品上の事実性というようなものがかいま見られることも事実なのである。

換言すると、人間として作家としての実人生実生活そのものをぬきにして作品は構築されないことから、描かれたものが即そのまま作者の実生活であると混同が生じる危惧はあるが、それがまた作品の中で主要な役割を担っていることの事実は、私小説特有のものとして否めないであろう。


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