从90年代后期以来,开展了许多关注近几年年轻人就业行动变化的研究。这里一边关注本研究会进行的调查研究的动向,一边介绍一下。
自由职业者的就业实态 近年来关于年轻人就业行动研究的一个焦点就是自由职业者。如前所述,《劳动白皮书》(2000)主要是把称为临时工、短工的年轻受雇人定义为自由职业者。并在总务省《就业构造基本调查》的基础上对其进行了量的把握,指出自由职业者的数量正在急剧增加。一方面,本书根据主要以招聘、调查(2000)的自由职业者为对象的问卷调查中获得的信息,明确了自由职业者的就业情况。招聘、普惠制产地证(2000)也进行了以自由职业者为对象的问卷调查来获得就业的情况。这些调查所掌握的就业情况大体相同,大概一周5天,一天工作8小时左右,月收入10~15万日元的人很多,就业工种主要是服务业、销售业。另一方面,日本劳动研究机构(2001b)通过在性别、年龄、学历方面与正式公司职员的分别比较分析了自由职业者的就业特质,指出了由于相对的低薪,与其年龄和学历上升所对应的薪金上调的这种情况是没有的。
自由者业者、毕业至无业的过程 关于成为自由职业者的过程,以高中毕业时为焦点的实证研究正越来越多。苅谷(1997) 关注于无业毕业生增加的问题,并从质疑高中教育状态的角度展开其背景分析。即从对都内的普通学科前途多样化学校的三年级学生的实态调查中指出前途选择迟的学生即成为无业者的机制瓦解了,而没有决定以倾向于普通学科并扩大化的高中教育为目的作为前途的学生产生了。
近年の若年者の就業行動の変化に注目した研究は、90年代後半以降、数多く展開されてきている。この動向を、本研究会の行ってきた調査研究に注目しながら、紹介しておく。
フリーターの就労実態 近年の若年者の就業行動についての研究の一つの焦点はフリーターである。『労働白書』(2000)は、前述のとおり、おもにアルバイト・パート名称の若年雇用者をフリーターと定義し、総務省「就業構造基本調査」をもとにその量的把握を行い、急激な増加を指摘した。さらに、同書ではフリーターの就労状況をおもにリクルート・リサーチ(2000)のフリーターを対象にした質問紙調査によって明らかにしている。リクルート・フロムェー(2000)でもフリーター対象の質問紙調査を行い就労状況を取り上げている。これらの調査で把握されている就労状況はほぼ同様で、おおむね週5日、1日8時間程度働き、月収は10~15万円の者が多く、就労職種はおもにサービス・販売系であった。さらに、日本労働研究機構(2001b)では、これを性・年齢・学歴別に正社員層と比較することによってフリーターとしての就労の特質を分析し、相対的に低賃金で年齢や学歴の上昇に見合った賃金上昇がないことを指摘している。
フリーター・学卒無業へのプロセス フリーターになるプロセスについては、高校卒業時点に焦点を当てた実証研究が蓄積されている。苅谷ら(1997) は、無業で卒業する生徒の増加に注目し、その背景分析を高校教育の在り方を問う視点から展開した。すなわち、都内の普通科進路多様校・3年生に対する実態調査から、進路選択が遅れた生徒が無業者になっていくメカニズムを解き、普通科一辺倒で拡大してきた高校教育が、行き着く先としてこうした進路の決まらない生徒を生んできたと指摘する。