⒈课题研究意义及国内外研究现状
絆といえば、日本人の間で価値観として、伝統的に重視されてきたということである。日本において、人と人の絆、つながることを大切にしてきたと言えよう。しかしながら、社会的、経済的環境の変化の中で、絆は、今の日本では見えにくくなっているという。そして、つながりの中身も変化しているという。このようなに背景に、『ワンピース』が登場した。1997年から『ワンピース』の第一巻は刊行されている。当時はバブル経済は崩壊して、経済は停滞して進まなかった。経済の不況により、多くの企業がリストラを進めていた。21世紀の若者は、昔とは違う。経済が急速発展の時代に身を置くのだから、とても前向きである。急激発展してきたテレビ文化及びマルチメデイアのおかげで、彼たちの視野が広まってきた。時間の移り変わりに従って、考え方と生活習慣も変わりつつある。
漫画は日常生活芸術として、経済利益を作ると同時に、青少年の成長教育にも大きな影響を与えている。その中に、積極的な影響もあるし、消極的な影響もあると考えられる。その影響は何者かを明らかにすることも本論文の目的の一つともいえよう。
『ワンピース』に表れた「絆」に着眼して、日本人同士の絆を深く研究したいと考える。本論文の研究は日本社会へ認識を深めることができると考える。
⒉课题研究的主要内容、预期目标和研究方案
本論文は、三つの部分に分けて考察を行おうと考える。第一章では、絆の意味及び日本人が「絆」への意識を明らかにする。第二章では、『ワンピース』についてさまざまな角度から論じる。主に、『ワンピース』の作者及び創作背景、また作品に現れた絆をめぐって論述してみる。第二章は本論文の中心的部分になる。最後は、『ワンピース』が日本社会への影響について検討してみる。
3.参考文献
[1]財部静治.「社會の羈絆力」.京都帝國大学経済学会.1919
[2] 石井進.『中世政治社会思想 上』.岩波書店.1994
[3] 加藤義明.「現代青年の価値観、人間関係,行動実能に関する研究」.『人文學報 』1995(3)
[4] 小松左京.『日本沉沒』.光文社. 1973
[5] 尾田荣一郎 .『ワンピース』.集英社出版社.1997
[6] 麥克布萊德(美)譯:于玲娜『母愛的羈絆』機械工業出版社 2010
[7] モーム.『人間の絆』. 岩波文庫.2001
[8] 石井進.『中世のかたち』.中央公論新社. 2002